2020年5月4日月曜日

初夏のお散歩(4)

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 初夏のお散歩、いよいよ石山展望台へと向かいます。前回の(3)では、小さな噴火口もどきをご紹介しましたが、今回は中心となった噴火口が見えてきます。そこは、抗火石の採石場となっています。道の途中に、菫の花が咲いていました。火山灰の白砂と抗火石のなかで、たくましいです。


 菫咲く 砂に根を張り たくましく 道行く人に 何も語らず


 菫の花です。


 さるびあ丸が新島港を出港、お隣の式根島に向かいます。約20分ほどです。


 サルビア丸です。穏やかな航海です。写真左下の黒いしみは、写真機の不具合です。
 もうかれこれ、7年も使っているので寿命ですね。


 式根島に向かっています。

 中心の噴火口です。大きいですね。抗火石の採石場となっています。
 私は、こういう中心の噴火口よりも、脇から噴き出た小さな噴火口にワクワクします。



 展望台に到着です。


 展望台から見る式根島、神津島です。素晴らしい眺めです。


 抗火石でつくったモヤイ像です。女性のモヤイ像は、モンモと言って、保母さんの像です。子育てを地域ぐるみで行っていた新島の良き伝統で、今もモンモ制度があります。
 新島の保育園は、1歳の誕生日を迎える日を基準に、次の4月1日から受け入れ可能なので、それまでは保育園に預けられません。親が急用で離島するときなどは、モンモ制度を利用します。

 このモヤイ像ですが、優しさの中に憂いを秘め、それでいて、芯が強くしっかりとした女性像です。この日は、初夏の強い日差しを浴びていましたが、冬などはこのモヤイ像に陽だまりのようなぬくもりを感じます。




2 件のコメント:

  1. やまなみさん、こんにちは。
    菫のお花、ありがとうございます。私、これまで菫のお花がよく分からなかったので、お勉強になりました。
    式根島に向かうサルビア丸、カッコいいです。
    高台から見ると、式根島にあっという間に着いてしまいそうに見えますね(=^・^=)
    噴火口のお写真もありがとうございます。こちらを見て、地球も生きているんだな、と思いました(*^^*)人間と一緒ですね♪
    石山の展望台にも、女性のモヤイ像があるのですね。すごい。たらこ唇がかわいいです。目元はやまなみさんがおっしゃるように、憂いを帯びていますね。いつか、にっこり笑った顔も見てみたいです(^^)なんて。

    返信削除
  2. yuukiさん、コメントありがとうございます。新島北側の宮塚山は岩山ですが、南の石山は火山灰で砂地です。あとから噴火した石山が大きく成長し、宮塚山と合体してつながったそうです。この石山が噴火しなかったら、新島の白い海岸も、私たちが住んでいる本村地区の平野もできなかったのです。そして、温泉もあります。このようにありがたい山ですが、現在も、噴火警戒レベル1、「活火山であることに留意」とされています。

    返信削除