2019年12月31日火曜日

令和元年 大晦日

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 令和元年に開設したこのブログも、新年を迎えられることとなりました。これも、いつもご覧いただいている皆様のおかげです。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

 きょうの新島前浜海岸は、冬型の気圧配置が強まり、強い西風が吹き荒れ、海上もご覧の通り大時化でした。そして、怒濤の中、静かに令和元年最後の夕日が沈んでいきました。明日は、東海岸の羽伏浦海岸からの初日の出を見に行きます。

 昨夜の東京発のサルビア丸は新島港に着岸できましたが、そのサルビア丸は終着神津島で上り便として折り返してくるのですが、上り便は新島には着岸不能となりました。したがって、東京に向かう人は、朝の下り便に乗り、神津島折り返しで東京へ向かうことになります。本来なら11:55発の上り便に乗ればよいのですが、下り便だと8:45に乗らなくてはなりません。通常より3時間以上も余計に、時化の中をサルビア丸とお付き合いです。これを島の人たちは、サルビア丸の「早出し」と呼んでいます。それでも全面欠航よりもましです。

 東北地方の日本海側などは大雪とのことですが、皆さま、良いお正月が過ごせることを願っております。良いお年をお迎えください。

 波しぶき 令和の夕日 紅に あなたに届け 感謝の気持ち


 伊豆半島と富士山です

 
 令和元年大晦日の夕日


 堤防を乗り越える波をも照らす



2019年12月26日木曜日

つつじと椿

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 きょうは、つつじと椿のご紹介です。伊豆諸島は気候が温暖で、どの島にも椿が自生しています。12月頃から咲き始めます。一枚目の写真は、東京都大島支庁新島出張所の花壇に咲く椿です。
 そして、なんと2枚目はつつじです。桜公園の植え込みに咲いています。つつじと言えば5月だと思いますが、新島ではもう咲いているんですね。びっくりです。

 椿咲く 師走の島よ 暖かく 我も咲くよと つつじも赤く

 




2019年12月22日日曜日

多肉植物

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 12月も新島は花が元気に咲いています。そんな中、花に囲まれた多肉植物を発見。幸せそうでした。幸せ太りというものですね。
 もう一枚の写真は、きのうの前浜海岸です。12月とは思えないほどの、穏やかで暖かな一日でした。コートいらずです。奥にすり鉢状に見える小さな島は、お隣の利島です。

 多肉様 花に囲まれ 幸せに 舞台中央 日差しぬくぬく

 



2019年12月17日火曜日

新島教会

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 きょうは、新島教会をご紹介します。先日の日曜日は、ここでクリスマスコンサートが行われました。地域の大人から子供まで、日ごろ練習してきた歌や楽器演奏の披露がありました。

 新島には、神道の十三社神社、仏教の長栄寺、そしてキリスト教の新島教会、みんなそれぞれの行事に合わせて神仏を選んで楽しんでいます。

  コンサート 始まる時間 十字架ら 白亜の殿堂 新島教会



2019年12月15日日曜日

ランタナのその後

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 以前にご紹介したランタナですが、最初は桃色と黄色、次に橙色と変化していきました。そして、この時期は赤色に変化しています。まさに、七変化ですね。
 草木としては、ずいぶん疲れた感じですが、もう季節を終えるのでしょうね。お疲れ様、ランタナさん。楽しませてくれて、ありがとうございます。

 ランタナの へんげ舞台の 結び時 師走の空に 西風強く


 そして、もう一枚。ランタナではないのですが、これも以前ご紹介しました、白色と桃色のお花です。そこに別の種類の黄色いお花も咲いていました。三色の競演ですね。かわいらしいでしょ。12月とは思えない、春らしい光景ですね。ここは新島です。


  白と桃 仲良く咲いて 仲間入り 黄色も入れて みんなで咲いた 

2019年12月14日土曜日

冬のアロエ

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 寒くなりましたね。でも、新島はそれほど冷え込まないんですよ。北西の季節風も強く吹きますが、関東地方の空っ風が海を渡ってくるものなので、しっとりとした風です。ですから、冬は多少乾燥しますが、お肌には良い感じです。

 新島の街を散歩していると、12月というのにたくさんのお花が咲いています。きょうは、その一つ、アロエをご紹介します。アロエは亜熱帯地方の多肉植物ですので、新島ではあちらこちらのお宅の庭に植えられています。果肉は、食用にも美容にも良いみたいです。アロエは多肉植物なのですが、最近私は多肉動物になってきたみたい・・・

 冬の風 強く優しく 潤して 師走の島に アロエ花咲く 


2019年12月8日日曜日

獅子木遣(ししきやり)

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 この週末は、新島村本村(ほんそん)にある、十三社神社の例大祭が行われました。土曜日は、前夜祭演芸が開催され、日本舞踊、フラダンス、きれきれのダンスなど、芸達者な大人から子供たちまで、楽しい出し物が披露されました。夜店もたくさんでて、大勢の人で賑わいました。

 そしてきょう日曜日は、大祭式が行われました。例年の神事だけではなく、今年は、新天皇陛下の即位というおめでたい年に当たり、獅子木遣という獅子舞が披露されました。この獅子木遣は、このようないおめでたい年だけにしか見られないもので、十数年ぶりとのことです。
 
 獅子舞は一般には笛や太鼓の歌舞音曲が伴いますが、この獅子木遣は歌だけです。これは、かつて新島では流人を受け入れていたのですが、流人は楽器を楽しむことは許されていませんでした。でも、年に一度のお祭りの時だけは、流人の人も獅子舞を楽しめるようにと、このような形になったようです。また、新島は土壌が砂地でお米がとれないので、お米は配給制で貴重なものでした。でも、このお祭りの時だけは、流人の人にもおにぎりを一つだけ与えられたそうです。人にやさしい新島文化です。これこそモヤイ(思いやり)の心ですね。




 最後に、神社でよく見かける注連縄(しめなわ)と白いぎざぎざの紙の紙垂(しで)です。 これは、注連縄(しめなわ)が雲(積乱雲)紙垂(しで)が稲妻を表しているようです。稲妻には稲という字がはいっていますね。積乱雲と稲妻で雨が降り、田んぼが潤い、お米が実るという願いがこもっているそうです。我が国は、瑞穂の国といわれるように、お米と深くかかわっています。この神社でも、昨晩はお米が原料の日本酒が振る舞われていました。私もいただきました。ぽ!  

 


  
  流人にも 心優しい 獅子木遣 モヤイの心 受け継ぐ文化

2019年12月2日月曜日

漂着物

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 きょうは、前浜海岸に流れ着いた、漂着物です。
 島崎藤村の歌に、椰子の実があります。

 名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ

 本当に流れ寄ってくるんです。どこの国から流れ着いたんでしょうね。海岸は、郵便やインターネットとは違う情報が得られるところです。

 名も知らぬ 遠いとこより 流れ者 終の居場所と われ一人着く
 

 そして、こんなものも。シリコン剤です。上が日本、下が台湾からのものです。


 
  そして、こんなものも。大木の幹です。東日本大震災の時の津波、それとも豪雨の時の土砂崩れで流されてきたものでしょうか。もし、サルビア丸や高速船と衝突したら、大変なことになりかねません。

2019年11月27日水曜日

紅白のお花

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 今日の写真は、紅白のお花です。何かおめでたい時、昔は紅白のお饅頭が振る舞われたものでした。まさに、このお饅頭の色のような、紅白のお花です。おめでたいですね。

 饅頭は 食べれば尽きる 甘さなり 花の紅白 見るものなりし



2019年11月21日木曜日

旧芝離宮恩賜公園

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 今日は、旧芝離宮恩賜庭園です。山手線の浜松町駅前にある、池を中心とした回遊式の庭園です。幕末の紀州徳川家の芝御屋敷でしたが、その後、有栖川宮家の所有となり、現在は東京都の管轄となっています。

 新島をはじめ、伊豆諸島に住む人にとっては、竹芝桟橋で上陸した後、浜松町駅に向かう時に必ず通る身近な庭園です。私は、いつもは通り過ぎてしまうのですが、この日は、夜間照明で開放されていましたので、入場しました。入場料は150円で、携帯懐炉が2個もついていました。

 素晴らしい光景でした。庭園の美と大都市の美が調和していました。お勤め帰りの人たちが、特設屋台のお酒とつまみをたしなみながら夜景を楽しんでいました。

 芝離宮 夜の明かりが 照らす街 水面に映える 江戸と東京





2019年11月18日月曜日

青い花

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 今日の一枚は、朝顔に似た蔓性の青い花です。どうですか、この魅惑的な青。吸い込まれそうな、深く澄み切った青です。道端の空き地に咲いていました。

 何気なく 青く咲く花 透き通り 新島の海 色に似せても 



 

2019年11月15日金曜日

新島の南端

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 今日の一枚は、新島の南端の展望です。眼下には、なにやら施設のようなものがありますが、これは防衛装備庁のミサイル試射場です。謎の飛来物に見立てたミサイルを打ち上げ、そこにレーダーを当て、その存在をいち早く察知し、被害を未然に食い止めるための実験場です。このような施設があることで平和が維持されているんだと思います。

 その先の島は、無人島の早島(はんしま)です。大潮の干潮の時は、江の島のような陸繋島になるそうです。また、視界が良い時は、ここから三宅島と御蔵島が遠望できます。

 防人の 岬に立ちて 空と海 幾久しくも 平和の願い


 

2019年11月13日水曜日

極楽鳥花

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 今日の一枚は、新島や式根島の庭先などに植えられている、極楽鳥花という花です。とても花とは思えない、鳥の形をしています。極楽鳥という鳥の形に似せて進化してきたんでしょうね。花にとっても、鳥にとっても、互いに助け合えるところがあるからだと思います。写真をよく見ると、緑の葉が鳥の羽のように見えてきませんか。

 鳥に似せ 進化の極み 助け合い 極楽鳥と 極楽鳥花


2019年11月11日月曜日

これ何だろう

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 宮塚山の掲載は前回で終わりですが、おまけです。下散途中、ふと目に入った謎の物体。不燃ごみではなさそうです。謎の生命体か。棒で突っついてみると、粉を噴きだしました。え~なんじゃこりゃ。とりあえず、写真に収めて、うちに帰って調べてみると、おそらくケムリタケという、キノコの一種のようでした。私たちと同じ生命体ですが、動物でも植物でもなさそうです。

  これなんだ 棒で突っつく ケムリダケ 煙幕吐くよ 謎めくキノコ


2019年11月10日日曜日

宮塚山散策 その3 見晴らしの丘

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 宮塚山散策、謎の電波塔群の正体が明らかになったところですが、その先にとても見晴らしの良い丘がありました。陽気も良かったので、ここでお昼ご飯にしました。
 おにぎり2個、バナナ、野菜ジュース。コンビニがないので、おにぎりは家で握ってきたものですが、絶景のおかげで美味しくいただきました。






  晴れ渡る 見晴らしの丘 碧き海 真砂の上で おにぎり美味し 

 

2019年11月8日金曜日

宮塚山散策 その3 謎の電波塔群の正体

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 宮塚山の謎の電波塔の正体をご紹介します。働く電波塔たちです。強風に耐えながら、日々情報を中継してくれる、大切な存在です。


 まずは、東京都防災行政無線の中継所です。

 次は、デジタル中継局です。おなじみのテレビ局ですね。 

 そして、日本放送協会です。

 各電波塔のお揃いです。 

  電波塔によっては、表示がないものもありました。おそらく、携帯電話やインターネットの中継用だと思います。どれも、島の生活に欠かせません。

  電波塔 仲間とともに お揃いで 島の情報 役割担う 

2019年11月7日木曜日

宮塚山散策 その2 新島ロラン局

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 宮塚山散策、今回は 新島ロラン局跡です。前回の富士見峠からは、それほど勾配はなく緩やかな坂を登っていきます。途中、謎の電波塔群の横をかすめ、さらに進みました。道なりにしばらく歩くと行き止まりとなり、広々とした平原にたどり着きました。

 そこは、もう使われなくなった、新島ロラン局跡でした。気持ちの良い平原です。ロラン局とは電波式の長距離位置情報施設で、人工衛星による位置情報が普及したことで、閉局になったそうです。
  https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/kouhou/26-01/01-4.pdf

 自然豊かな新島の頂上は、謎の電波塔群をはじめ、人工のものと自然がうまく調和して、解放感と安心感の両方が味わえました。

 宮塚の 頂一人 漫ろ行く たどり着いたら ロランの広場

謎の電波塔群 都会的な雰囲気ですが無人です。

新島ロラン局跡(コウガ石の銘板)

ロラン局跡  広々気持ちいです

ロラン局北側の風景

ロラン局南側の風景(謎の電波塔群が見えます)

2019年11月4日月曜日

宮塚山散策

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 きょうは、条件(仕事が休み、天気が良い、暑くない、寒くない、風が弱い)がそろいましたので、宮塚山を散策してきました。散策であって登山ではありません。だって、ずっと車が通れる舗装道路を歩いていけるのでから。
 今回は、散策道入口から富士見峠までのご紹介です。時間にして約50分でした。

   お休みで 暑さ寒さも 風もなく けふこそ登る 散策の道

ここは鳥獣保護区です。村の鳥、メジロを捕ってはいけません。

この道を上っていきます。
 
富士見峠です。ここまでは観光客も訪れますが、きょうは誰一人とも、車1台とも出会いませんでした。ずっと一人の散策、快感。富士見峠の名前の由来は、ここから富士山がよく見えるからなのです。でも、きょうは伊豆半島付近は低い雲がかかっていて残念ながら見えませんでした。

写真左の道路に注目。道路左手前に新島警察署、道路右手前の青い校舎が新島中学校の旧校舎、その奥の高台に新島高校、さらに奥が新島中学校新校舎です。写真中央から右側は、本村(ほんそん)地区の住宅街です。この写真の中に私のお家も写っていますよ。

富士見岬展望台です。右の島が無人島の地内島(じないじま)、平らな島が式根島、奥の高い島が神津島です。自宅で淹れた熱いコーヒーがとてもおいしかったです。そして、護岸されている海岸が、このブログでもしばしば登場する前浜海岸です。
 次回は、さらに登って行ったところを紹介しますね。お楽しみに。

2019年10月30日水曜日

モヤイ像物語

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 新島のモヤイ像は、島の伝統である 助け合い精神を、特産のコーガ石の彫刻で表現したものです。これを島中のあちらこちらに展示することで 島興しを図ろうとしたものです。発起人は 大後 友市(ダイゴ ユウイチ)氏で、氏を中心に地元の方と 新島を愛する島外の方たちとの共同事業だったそうです。

 今では、新島はもちろん、港区のお台場、渋谷区の渋谷駅にも設置されています。

 モヤイ像 島を興せと 立ち上がり 手と手をとりて 次から次へ