2019年9月30日月曜日

地べたにゴロン

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 式根島の猫ちゃんの巻、今日が最終回です。ご覧の通り、島の猫は人を見るなり、地べたにごろんと寝そべってくれます。動物が他者にお腹を見せることは、心を許してくれているんだと思います。道路の上なので、車に気を付けねと、なでなでしました。

 人に心を許しているけれど、表情は凛としていて、気品を感じます。

 式根(=^・^=) 地べたにごろん お腹見せ 見つめる茶黒 凛と隙なし






2019年9月29日日曜日

二人並んで

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 式根島の猫ちゃんの巻、今回は二人並んでのお写真です。双子のそっくりさんですが、微妙に毛並みが違います。区別するのが難しいにゃ~。時々、間違われるんだにゃ~ 
 名前はにゃんというの? 分からにゃいけど、いいのにゃ~
右の子の白い靴下が素敵です。尻尾も気品がありますね。では、皆様、癒されてください。きのうは式根島に遊びに行ったんですが、残念ながらお二人にはお会いできませんでした。また行くからね。(=^・^=)



  靴下の 白さかわいい お二人の 気品溢ふるる 尻尾も素敵

2019年9月28日土曜日

仲良しだよ


 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 私たち、いつも仲良し、双子の猫ちゃんです。耳の後ろをおひげでクスクス。いや~、もう最高ですね。チョコパフェ同士の競演です。式根島は、島全体が猫カフェです。きょうも、これから行ってみようかな。

 双子ちゃん 耳の後ろに 近づいて おひげくすくす 気持ちもふもふ 


2019年9月27日金曜日

お顔です


 皆様、いつもご覧いただきありがとうござい。
 前回、頭の上からの私でしたが、どう~、こんな顔です。いかがかにゃ~?
チョコレートパフェみたいにゃ毛並みでしょ。じっくり見てめてにゃ


 お顔見せ 茶色と黒の 私です どうぞよろしく お願いします

2019年9月26日木曜日

後姿です

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございました。
 
 先日、式根島に用事があり行ってきました。その帰りですが、あるお店の前に2匹の猫ちゃんが戯れていました。思わず声をかけてしまいました。そしたら、スリスリしてこちらによって来てくれ、なでなでもさせてくれましたよ。幸せ(=^・・^=)

 言葉はいりません、まずはその内の1匹の猫ちゃん、後姿からご覧ください。あすは別の角度からです。

 

 え、1枚だけ。もったいぶって・・・といわれそうですね。お顔は明日のお楽しみ。

 式根島 猫がスリスリ お友達 後姿も モフモフなのね

2019年9月25日水曜日

調布飛行場 着陸

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。
 
 飛行機の巻、今日は最終回です。いよいよ、調布飛行場に到着です。調布飛行場やその隣の味の素スタジオのあるこの区域一帯は、かつては調布基地でした。中央高速道路の北側になります。その中央道をさらに下ると、右手に競馬場、左にビール工場が見えてきます。晴れた日の夕暮れは、富士山の方に向かってゆく感じで、まるで滑走路のようです。なんて、ユーミンの歌に出てきそうですね。

 

 滑走路 近づくたびに 見えてくる 中央道も また滑走路 


2019年9月24日火曜日

多摩川を越えます

 皆様、いつもご覧いただきありがとうござい。
 
 今回は、2枚掲載します。飛行機の巻、第9話 多摩川を越える場面です。
 右、中ほどに多摩川が見えてきました。写真中央には、東芝府中工場の塔が見えます。
その下には、南武線の線路が見えます。

 2枚目は、さらに高度を下げ、民家が手に取るように見えます。写真の解像度が高いとベランダの様子などが分かってしまい、掲載するかどうか迷うところです。そのくらい高度が下がります。右奥に、味の素スタジアム、そして調布飛行場が見えています。

 この日は、北東の風が吹いていたので、向かい風となるよう、滑走路の南側から着陸します。限られた滑走路の中で確実に停止しないと事故になりますので、風に向かっての着陸です。

 南風が吹いているときは、北側からの着陸になります。その際は、西側から北へまわりこんでの着陸ですので、国分寺や小金井の街並みが手に取るように見えますよ。
                                     

                                     

  向かい風 けふはどちらか 判断し 見る見るうちに 下界の息吹

2019年9月23日月曜日

着陸態勢

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 今日の一枚は、連続飛行機の巻 第8話 着陸態勢です。島の景色ではなく、東京多摩地区のものになります。雲の上から高度を落とすと、いったん雲の中に入りますが、やがて視界が開けてきて、地上の世界が見えて来ます。

 写真、左から中央にかけて見える山並は、奥多摩から秩父にかけての連山です。また、小さくてわかりづらいのですが、写真中央、やや右手に、高い塔のような建物が見えますが、これは東芝府中工場です。駅で言うと武蔵野線北府中駅付近になります。

 もしかしたら、ご覧の皆様のご自宅、職場、学校がこの写真のどこかにあるかもしれませんね。上空からの景色をご覧いただきました。


 時空超え 多摩の街並み 高度下げ 遙かに秩父 広がる大地

2019年9月22日日曜日

飛行機の影

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 連続飛行機の巻、第7話 は雲の上からです。
 利島の次は大島上空。そして、間もなく本土上空へ。三浦半島を右手に、鎌倉を左手にし、やがて多摩川を渡ると調布飛行場となります。
 
 この日は、利島を過ぎると雲の上となり、残念ながら調布到着まで下界の様子は見られませんでした。でも、ほら・・・・
 
 雲の上に飛行機の小さな影が写っているのが分かりませんか。写真下の方です。そして、その影の周りが丸く虹色になっています。幻想的な光景です。
 
 きょうは3連休の中日、行楽に出かける人もいれば、お仕事をしている人もいるのかな。みんさん、良い一日になりますように。行楽、楽しんでね。お仕事、お疲れ様です。


 雲の上 映る機の影 虹の輪に 地上の人よ 良き一日に

2019年9月21日土曜日

椿の島 利島

 皆様いつもご覧いただきありがとうございます。

 飛行機の巻、第6話は、新島の北に浮かぶ利島(としま)です。
 利島は東京本土から南に約140km、円錐形の小さな火山島です。断崖絶壁で砂浜はなさそうです。新島とは地質が異なり海岸も黒い岩が多いです。調べてみると、 島全体が椿林に覆われ、その本数は約20万本と言われており、冬になると島中で咲き誇る椿の花を見ることができるそうです。

 天気がいい日は、新島からもその姿を見られます。東京から近いとはいえ、小さな島で港も小さいので、天気が悪いと東京からのサルビア丸船が着岸できず、通過して次は新島へということが時々あります。今度行ってみたいなと思います。また、空港はありませんが、ヘリが就航しています。
 
 山の名前は、なんと新島と同じ 宮塚山 なんです。新島が平らだけに、利島の宮塚山の景色は360度の展望なんでしょうね。人口が300人ほどで、一つの村となっています。人々の暮らしはどうなっているのかな。ここにも確かに東京都民の暮らしがあるんです。



  絶海の 孤島のごとく 凛として 椿とともに 利島の暮らし

 

2019年9月20日金曜日

新島若郷地区

 いつもご覧いただきありがとうございます。

 連続飛行機の巻 第5話です。今回は、飛行機が北へ旋回して新島から離れようとしているところです。眼下に見えるのは、新島北端で 若郷(わかごう)地区と呼ばれているところです。ここは、元々 若郷村 として独立した村でした。村役場、警察署、病院、郵便局、小・中学校などがありましたが、現在は、人口減により新島村に吸収合併という形になりました。

 その名残でしょうか、今でも、これらの施設は一部形を変えながらも、すべて現存しています。役場は支所、小・中学校は廃校となり公民館としては豪華な若郷会館となっています。今でも地域の人たちの結びつきと郷土愛は強いです。


  独立の 気概は今も 受け継がれ 若郷村の 面影偲ぶ  

2019年9月19日木曜日

北へ進路を

 いつもご覧いただきありがとうございます。
 
 連続投稿「飛行機の巻」第4話です。東の方向に離陸した飛行機は、北へ進路を向けて大きく旋回します。

 写真は、飛行機から見る新島の北半分の全景です。写真左の低地が新島の街になります。中央の大地のような平らな山は、宮塚山と言って新島の最高峰であり、守りの山でもあります。標高は、432mで、東京の高尾山より低い山ですが、島特有の気象現象で、雲に隠れることがたびたびあります。
 
 それにしても平らですね。同じように、式根島も、神津島も山の頂上が平らな島です。そして、どの島も抗火石(こうがせき)地質で、海岸の砂は白く、海がとてもきれいです。

  新島の 守りの山よ 宮塚に 今度登るね お手柔らかに  



2019年9月18日水曜日

羽伏浦海岸上空

 皆様、いつもご覧いただきありがとうございます。

 連続飛行機の巻、第3話です。離陸してちょうど羽伏浦海岸の真上に差し掛かったところです。臨場感あふれる画像です。羽伏浦海岸は、サーフィンで有名なところですが、このように白い砂浜がほぼ一直線に連なっているところです。波乗り人にとって、絶好の波がご覧のとおり、次から次へと押し寄せています。
 飛行機の羽が上を向いて、高度を上げようと頑張っている様子もご覧いただけると思います。


波乗りの 聖地を超えて 全力で 高く高くと 飛び立て島を

2019年9月17日火曜日

新島空港離陸

 皆様、いつもご覧いただきありがとうございます。
 
 前回に続いて、飛行機の巻を連続でお送りします。第2話は新島空港離陸です。この新中央空港の滑走路は、ほぼ1kmです。この1kmの中で浮かび上がる速度まで加速し、離陸しなければ航空機事故となってしまいます。いつも離陸の時は、ちゃんと空中に浮かぶか、緊張する瞬間です。

 飛行機は空気抵抗を利用するので、空気抵抗がより大きくなる向かい風に向かって飛び立つことになります。追い風だと抵抗が薄れるのでより長い滑走路が必要になります。

 この日は、東風が吹いていたので、向かい風となる東海岸の方から飛び立ちました。離陸直後、眼下に東海岸の羽伏浦海岸が見えます。海岸の海の色がとてもきれいですね。



  東風 受けて飛び立つ 飛行機に 命を預け 羽伏を臨む
 

2019年9月16日月曜日

新島空港

 いつもご覧いただきありがとうございます。
 
 今日のご紹介は、新島空港です。昨日東京都の小池都知事は、この新島空港にヘリコプターで来島し、台風の被害状況を視察されました。離陸した後ヘリは、三宅島の方角に向かって行きました。

 ヘリが飛ぶことはめったにありませんが、通常は新中央航空という航空会社の定期便が就航しています。調布飛行場との間に日に基本3往復ですが、繁忙期は4往復、閑散期は2往復となります。所要時間は、時刻表上では40分ですが、実質空を飛んでいる時間は30分です。急ぎの時は飛行機を使えば30分で行けるのでとても便利です。お値段は、船に比べたら高くなりますが、時間を有効に活用できるので私もよく利用しています。時間がないけど新島を見てみたいという方には、この飛行機を使えば、日帰りも可能です。

 速飛びの 裏技使えば 日帰りで 新島めぐり お供しまする




2019年9月15日日曜日

港の海の色


 いつもご覧いただきありがとうございます。
 
 皆様、この写真なんだと思いますか?
 これは、新島港の海です。大型貨客船サルビア丸の甲板から海をのぞいた時のものです。観光客の皆様も、この海の色を見て感動してしばし見つめていました。ある若者は、「ヤバ、ヤバ、海の色、ヤバ」と叫んでいました。語彙の少ない人なのかなと思ったけど、海の色の美しさに言葉を失っていたんですね。

 確かに東京湾の海の色と断然違いますね。この海の色は新島ブルーといって、島の人たちも誇りにしている海の色です。港の底まで透き通って見えます。いつまでのこの海の色がこの海の色であってほしいです。
 外洋に出ると、黒潮の中を航行し、海の色が変わります。紺碧というのかな、黒っぽい青色の海となり、「黒潮」という名前の語源にもなりました。


 透き通る 新島港の 碧き海 言葉も失う 美しさかな

2019年9月14日土曜日

式根島の神社

 いつもご覧いただきありがとうございます。

 きょうの一枚は、以前式根島を散策しているときに通りかかった神社です。神社の名前は分からなかったのですが、鳥居左の蘇鉄が亜熱帯らしい気品を感じさせます。二礼二拍手一礼でお参りしました。式根島には、泊神社という大きなところがあるのですが、そことは違う神社です。


 


 私の尊敬するある方は、神社にお参りするときはいつも「ありがとうございます」と唱えるそうです。こちらから何かをお願いすることしか考えていなかった自分が恥ずかしくなりました。すでに神のご加護があって今の自分があるんですよね。そのことに気付かせてくれた方です。そして、次のような祈りの言葉も教えていただきました。 

「惟神霊幸倍坐世(かんながらたまちはえませ)」です。

 意味は、「神様の御心のままに、どうぞ神霊の幸いをたまわりませ」ということらしく、いついかなる時でも「神様のみこころのままに」というものです。
この大自然の営みにも心があり、私たちが生かされているということにも通じますね。

 足を止め 感謝の気持ち 手を合わせ 青き蘇鉄も 神の幸い

2019年9月13日金曜日

石の動物園

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 ここ新島は、ご心配おかけしましたが、被災した建物の普及が一部残っていますが、生活基盤の電気や水道は復旧しましたのでご安心ください。

 きょうは、新島特産のコウガ石で造った動物の立体造形が展示されている石の動物園の紹介です。場所は、東海岸の羽伏浦(はぶしうら)海岸の近くの道路沿いに面しています。写真は、その入り口に展示されている作品です。



 石の作品ですが、まるで生きているかのような表情です。近くには、サーフィンで有名な白砂で直線の海岸が続く羽伏浦海岸、都立羽伏浦公園、キャンプ場もあり、夏は多くの観光客の皆様で賑わうところです。

 抗火石 無機質なれど 愛らしく 動物となり 皆を迎える 



2019年9月12日木曜日

サルビア丸の船旅

 いつもご覧いただきありがとうございます。
 きょうは、大型貨客船 サルビア丸の船旅の様子をお届けします。竹芝桟橋を前の晩に出港し、新島に7:30に到着します。さらに、式根島を経由して終着の神津島に向けて出港します。

 この日は、とても良い天気で、画面左から順に式根島、遠く三宅島、さらに遠く御蔵島(この動画では分かりづらいです)そして近づく神津島の島影です。ご覧ください。

 サルビアの 白き船体 輝いて 遙か三宅に 御蔵を望む  


2019年9月11日水曜日

台風一過の夕焼け

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 こちら新島では、停電、断水が続いていましたが、地区によりますが徐々に復旧しています。私のところは、両方とも使えるようになりました。当たり前のように水と電気が使える生活って、本当にありがたいと思います。

 ところで、台風という言葉、1000年以上前は野分(のわき)と言ってたんですね。
新島の木々がなぎ倒されているのをみると、なるほどと思います。そういえば、トトロの猫バスも木々を分け進んでいきますが、台風みたいです。猫バスも台風と同じように1号、2号って名付けているのかな。

 源氏物語二十八帖の題名にその「野分」があります。源氏物語ですので、男女のあれこれをつづったものですが、そのつづり方に情緒があります。

「八月は 故前坊の御忌月なれば、心もとなく思しつつ明け暮るるに、この花の色まさるけしきどもを御覧ずるに、野分、例の年よりもおどろおどろしく、空の色変りて吹き出づ。」

 そして、きのう前浜海岸でご覧のような夕日が見られました。

  野分去り 夕暮れ時に 浜に立ち 萌える夕日に そなたを思ふ





2019年9月10日火曜日

風速50m以上の暴風でした

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 きのうの台風すごかったですね。ここ新島では、ブロック塀、電柱、自動販売機などの倒壊、屋根や窓ガラスの飛散、道路一面の枝葉の散乱、そして、電気と水が止まるなどの被害が相次ぎました。

 でも、島の人たちの団結力ってすごいんですよ。朝、あれだけ散乱していた枝葉、ブロック塀などもすっかりきれいに片付いていて、お年寄りから休校となった子供たちまでみな力を合わせて片付けに参加していました。

 千葉県など、内地の方の被害も深刻ですね。皆様の方はいかがでしたか。一日も早い復旧をお祈りします。写真ですが、島の散乱した写真を載せるよりも、お花の写真の方がこのブログらしいと思いますので、日々草の元気な姿をお届けします。


  野分去り 飛び散らかりし ここかしこ 島の人々 ここぞと力

2019年9月9日月曜日

貨客船 サルビア丸

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 皆様のお住まいの地域では、台風の被害はありませんか。ここ新島では、昨夜8時ごろから風雨が激しくなり、嵐の夜を過ごしました。関東地方の鉄道も朝は運休で通勤、通学も大変だと思います。これから風雨が強くなる地域もあります。皆様が無事であることをお祈りします。

 こんなとき、みんなお休みすればいいのにゃ(あれ、あの猫ちゃんの声が・・・)
 
 さて、今日の一枚は、新島港と東京港(竹芝)を結んでいる東海汽船の貨客船 サルビア丸です。台風の時は、サルビア丸も欠航してしまいます。すると、新島のお店から急速に物資がなくなってしまいます。

 サルビア丸は、下りは東京を夜に出て、大島、利島、式根島を経由して神津島まで行く夜行の大型船です。横浜までの航路はきれいな夜景が楽しめます。外洋に出るとそこは漆黒の闇、満天の星空が楽しめます。同時に、この船は島の人にとっては、なくてはならない生活航路です。

 人と物 載せては運ぶ サルビアよ なくてはならぬ 頼もしきかな  


2019年9月8日日曜日

神津島の猫ちゃん


 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 きょうの2枚と動画は神津島で出会った猫ちゃんです。左目が不自由そうですが、障害があっても幸せそうです。そして、出会う人を幸せにしてくれます。
 もふもふ、ごろごろ、脱力脱力・・・特にこの脱力感がたまりません。出会ってすぐに私にすり寄り、このありさまです。もう、何も言うことはありませんね。静止画と動画をお楽しみください。

 幸せは 私を見れば 分かるにゃろ 力を抜いて 触れ合い日和 








2019年9月7日土曜日

上平主税さんの碑

 みなさま、いつもご覧いただきありがとうございます。

 かつて新島は、罪人が流刑となってこの地に送られた歴史があります。その流刑となった人の中には、知識人や技能を持った人もいて、新島に流された後、島民のために力を尽くしてきました。きょうは、その中の一人、
上平主税(かみだいらちから)氏をご紹介します。

 氏は、南大和の野尻村(現在の奈良県十津川村野尻)の生まれで、紀州の松岡梅軒に医術を学び、27歳の時には天然痘予防に関する医術書を出版するなど、西洋医学に関心を寄せていました。このような時代背景の中、十津川郷でも尊王攘夷運動が盛り上がってきて、上平主税は十津川郷士(地元の武士)の指導者として表舞台に立つことになります。

 しかし、明治三年(1870)新政府参議の横井小楠の暗殺に関わったとして、四十七歳のときその罪で新島に流されました。その頃、島で天然痘が大流行して多くの死者が出ていました。氏は惨状を見かねて「種痘自訴状」を当時の新島の行政管轄であった足柄県(現神奈川県)に提出し、人命救済に尽力しました。また、島民に産婆術を教え、寺子屋を開いて子弟の教育にも貢献し、赦免後もしばらく島にとどまり島民のために尽くしました。

 のちに故郷の十津川村に戻り玉置神社の神官となったそうです。そして、明治二十四年(1881)、六十八年の生涯を閉じました。
 
 写真は、新島で流罪になりがらも、その知識や技能を島民のために尽くした人たちの記念碑です。写真右手前が 上平主税の碑で、そこには氏の遺作の和歌が記されています。

 大御世の 恵みにもれぬ 民なれば あしきをよきに かえせ罪人(つみびと)

 

 この新島が遙か奈良県の十津川村とご縁があるとは驚きです。また、玉置神社の神官となったそうですが、玉置神社って皆さんご存知ですか。調べてみるとかなり秘境の神社、神のご加護がないとたどり着けないようなところみたいです。
 罪は背負っても、流罪にすることにより、その人のもっている能力を活かし、多くの人のために尽くすことで、「あしきを よきに」できたのでしょうね。

 記念碑に 歴史を知れば 絆なり 奈良の十津川 伊豆の新島






2019年9月6日金曜日

街角の花壇


 いつもご覧いただき、ありがとうございます。
 
 きょうの一枚は、街角の花壇です。前にも投稿したように、ここ新島では街中のいたるところが花壇となっています。いま、夏の花が去りゆく季節を惜しむように、元気いっぱいに咲き誇っています。

 写真は、前浜海岸通りの三差路の花壇です。きれいでしょ。また、写真ではわかりづらいですが、道の向こう側に石像が見えますが、これは新島特産のコウガ(抗火)石を彫刻したモヤイ像です。モヤイとは、新島の言葉で助け合いと言う意味です。自然環境の厳しいこの島で人々は助け合って暮らしてきました。その精神は今に息づいています。

 そして新島には、東京都渋谷区の宿泊施設があるんですよ。その関係で、渋谷駅近くにもこれと同じモヤイ像が設置されています。新島にはなかなか来島できなくても、渋谷にお立ち寄りの際は、ぜひ、ご覧になってください。

 ちなみに、写真左の緑の帯は、南海トラフ地震が起きた時の、津波避難経路です。30m以上の高台へと導いてくれます。




    街角で ふと立ち止まる 花壇かな みなで育てる モヤイの心

2019年9月5日木曜日

働くお船

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 今日の一枚は、働くお船です。
 幼稚園などで歌われている、「働く車」という歌ご存知ですか。パトカーや清掃車など業務用の様々な車が歌詞に登場してくるものです。ここ新島をはじめ離島では、働くお船もたくさん頑張っています。


 この写真は、きのうの新島の前浜海岸からの写真です。海面は凪でとても穏やかで、海底が透き通って見えました。お魚やイカの赤ちゃんが泳いでいるところも見えました。 
 そしてご覧の通り、2艘の船が停泊していました。右側の船はクレーンを搭載しています。左の大きな船はどんな働きをするか分かりませんが、錨を下していたので、何かの調査船かもしれません。このような、働くお船が時々見られるのも離島の魅力です。

 凪の浜 夕暮れ時に 謎の船 錨を下す 働くお船 


2019年9月4日水曜日

ポーチュラカの花言葉

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 きょうの一枚は、ポーチュラカの花です。




 写真の赤と黄色の花がポーチュラカです。その赤いポーチュラカに囲まれて咲いている薄紫色の花が日々草です。 

 ポーチュラカの花言葉は、「いつも元気」です。夏の暑い時期でも、かわいい花をたくさん咲かせるからだと思います。暑くても我慢強いんですね。でも、熱中症にならないのかな。無理しないでねと、声をかけたくなります。

 日々草、ポーチュラカに囲まれて幸せそうですね。花に囲まれた花、いいでしょ。新島には、街中でも、このように花が随所に植えられている、花の島です。

 道の傍 暑さに負けず 夏の花 いつも元気に あなたに届け





2019年9月3日火曜日

東京都 大島支庁 新島出張所

 皆様、いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 今日のご紹介は、海、風、(=^・^=)とは関係ありません。お花は少し出てくるかな。

 東京都大島支庁新島出張所です。新島を含めた伊豆諸島は、伊豆という地名が付くことから分かるように、江戸時代は伊豆の国の島で、行政管轄で言うと現在の静岡県になります。ところが、明治維新の際、紆余曲折を経て、元々漁業や経済での結びつきが強く、財政規模も大きい東京に属することになりました。

 もし、静岡県だったら、県庁は伊豆半島の向こうの静岡市になるし、離島航路も今のように首都東京に行くには不便だったと思います。また、静岡県の財政も圧迫していたと思います。

 というわけで、新島は東京都です。東京の中でも東京港(竹芝)のある湾岸地域、港区や品川区との結びつきが強いです。車のナンバーもみな「品川」です。

 したがって、東京都が行政を担っています。大島、利島、新島・式根島、神津島については、東京都の出先機関の大島支庁が担います。その大島支庁の更なる出先機関である出張所が新島にあります。新島村(新島・式根島)における東京都の行政を担っています。

 写真は、その新島出張所の全景です。おしゃれな建物でしょ。また、花壇の花がきれいですね。


  伊豆の島 黒潮かおる 東京都 古き面影 名に留めたり


2019年9月2日月曜日

式根島の猫ちゃん その2 

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 きのうも、先週に引き続き式根島に行ってきました。ここ新島、式根島はまだまだ夏です。浮輪とシュノーケルをもって連絡船 にしき に乗り、式根島へ。太平洋は穏やかで海の色が紺碧でした。今回はお昼の便で行ったので、上陸してすぐに昼食、
「島cafe&963」 さんへ。古民家を改装したおしゃれなお店です。牛筋カレーとマンゴーフロートをいただきました。963はクロサンと言います。

 さてさてその後、泊海水浴場への道すがら、前回とは違う猫ちゃんと遭遇。やはり、飼い猫らしく人には慣れていて、私を見るなり背中すりすり脱力態勢、そのあとは毛づくろい、私にもなでなでさせてくれ、猫カフェ状態でした。

 あれ、海に行ったじゃないの。いえいえ、わたしは猫型自由人間です。(=^・^=)

  



 もふもふと 思いのままに 毛づくろい なでていいのにゃ 自由になりにゃ

2019年9月1日日曜日

展望露天風呂

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 9月になりましたね。皆様のところのお天気はいかがですか。きょうの新島は快晴の良い天気です。9月とはいえ、朝から真夏の日差しです。
 
 きょうは洗濯物もよく乾きそうなので、いつもの除湿器乾燥ではなく、天日干しにしました。ついでにお布団も干し、きょうは気持ちよく寝られるかな。でもまだ熱帯夜、こんなとき、冷凍庫で冷やしておいた氷枕が重宝します。冷房も扇風機もいりません。

 きのう、海用品の浮輪とシュノーケルが、夏の終わりの半額セールでしたので、買いました。きょうは、これを持って式根島に行こうと思います。シュノーケルで存分に熱帯魚と遊んで来ます。お肌もだいぶ日焼けしてしまったので、これが今年最後の海水浴かな。

 きのう海水浴の後、新島の 湯の浜露天温泉 に行ってきました。これは、新島港近くにある村営の無料の露天風呂です。浴槽は、大小5つ、足湯が1つ、水風呂が1つです。水風呂はプールとして子供たちに人気です。どれも海を眺められる露天風呂です。浴槽ごとに温度と景色が違うのでお好みです。シャワーも水シャワーは無料です。温水シャワーもありますがこちらは100円です。この時期は水シャワーで十分です。

 混浴で水着着用ですので、家族連れ、若者グループにも人気です。無料ですが、村で委託された職員が毎日掃除をしてくれていますので、湯船に苔が生えていたり浮遊物がということはなく、とても清潔です。施設の維持管理に相当費用がかかっていると思う割には、それほど混んでいなく、もっとたくさんの観光客の方に来てほしいなあと、いつも思います。

 一番のお気に入りは、海を一望できる展望風呂です。夕日を眺めながら、のんびり湯につかる贅沢はここならではの醍醐味です。ぜひ、皆様も新島にお越しの際は、水着持参で湯の浜露天風呂温泉にいらしてみてください。新島港から歩いて5分くらいですよ。

 写真は、展望露天風呂から、夕日に染まる太平洋です。



 湯の浜の のんびりつかる 露天風呂 太平洋に 黄昏映ゆる